多変数微積分

偏微分の求め方:他の変数を固定する手順と例題

偏微分は、一つの入力だけを動かしたときの変化を測ります。最初に x と y のどちらで微分するかを明示すると、固定する変数を取り違えません。

先に結論

一つの変数で偏微分するとき、他の独立変数は定数として扱います。

独立な多変数関数に対する規則です。変数間に暗黙の依存関係がある場合は陰関数微分を検討します。

f(x,y)=x²y+3y² の二つの偏導関数

fₓ では y を定数とします。x²y の導関数は 2xy、3y² は x を含まないので 0 です。

したがって fₓ=2xy です。固定した y は係数として結果に残ります。

fᵧ では x を固定し、x²y は x²、3y² は 6y になるので fᵧ=x²+6y です。

二つの結果は異なる方向の変化率です。答えには下付き文字を付け、方向を明確にします。

1
y を固定:fₓ=2xy
2
x を固定:fᵧ=x²+6y
3
方向ごとに結果が変わる

例題

∂∂x[x3 y2]\frac{\partial}{\partial x}\left[x^{3}\,y^{2}\right]
3 x2 y23\,x^{2}\,y^{2}

x で微分すると y だけの項は定数です。

∂/∂y (sin(xy))
x cos(xy)

xy の x 偏微分は y、y 偏微分は x です。

∂²/∂y∂x (x²y+y³)
2 x2\,x

二階偏微分は一回目の結果から続けます。

よくある間違い

  • • 微分する変数を確認しないこと。
  • • 固定変数を定数として残さず削除すること。
  • • 偏微分と陰関数微分を混同すること。
  • • 二階偏微分で元の関数からやり直すこと。

例題を計算機で確認

各リンクから、式・変数・必要な条件が入力された対応計算機を開けます。

入力例なしで開く: 偏微分計算機

参考資料

よくある質問

y を固定するとは、常に定数という意味ですか?+

いいえ。その x 偏微分の計算中だけ変化させないという意味です。

結果に y が残ってもよいですか?+

はい。固定した値によって x 方向の傾きが変わるため、通常は残ります。

混合偏導関数はどう求めますか?+

一つの変数で偏微分した結果を、次の変数でもう一度偏微分します。

まとめ

偏微分では方向を先に決め、他の独立変数を定数として各項を処理します。固定変数は削除せず係数として残します。

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